無知でもできた子供の歯科矯正の医療費控除!確定申告のやり方【まとめ】
確定申告なんてしたことない
医療費控除って何のことだかサッパリ
お金は欲しいけどそーいうのって難しそうだし面倒だから、やらなくてもいいかなって思ってました。
でも子供の矯正をはじめて1年間にかかった費用は343,000円
それを”確定申告”で”医療費控除”とやらをやってみたら59,600円が戻ってきました。
これは大きいし、手続きは思ったより簡単。めんどくさいとか言って諦めなくてヨカッタ。
そこでお役所手続きが大の苦手なフツーの主婦が、子供の矯正費用を医療費控除するためにやった確定申告の流れをまとめてみました。
目次
子供の歯列矯正の医療費控除のやり方 まずは市役所で相談
確定申告・・・
医療費控除・・・
まずそれが一体なんなのか?
ネットで調べてもよくわからなかったので市役所へ相談に行ってきました。
夫:会社員 妻:扶養(非労働) 子:1人(小学生)
夫の年収は約760万円
子供の矯正にかかった費用:343,000円
それ以外にかかった医療費:49,435円
<市の職員さんに聞いてわかったこと>
夫が会社員、妻と子を扶養している場合ですと…
●医療費控除というのは、払い済みの所得税の一部が戻ってくる(還付と言う)制度のこと
●夫は年末調整をして所得税が決まってるが、さらに医療費控除を受けるのなら確定申告でできる
●1年間にかかった医療費から10万円を引いた額が、医療費控除の対象になる
●医療費控除は子供の矯正だけじゃなく、家族全員分の医療費も合わせてできる
●確定申告は自分でやるor確定申告会場に行ってやってもらうかのどちらかだが、自信がないなら確定申告会場に行くといい
●確定申告会場には源泉徴収票と医療費明細書を作成して持っていけば係の人が手続きしてくれる
つまり・・・
子供の矯正代を含めて10万円以上の医療費がかかってるならば、確定申告で医療費控除が受けられる。
作成に自信がないなら夫の源泉徴収票と医療費明細書を持って、2月16日~3月15日の間に確定申告会場に行けば職員が代わりに手続きしますよ。
すると後日、払い済の所得税の一部が還付(返金)されます。
ということらしい。
市の職員さん、めっちゃ早口だから余計に何言ってるかわからず。
会話をボイスメモで録音して家で何度も聞き直して、やっとここまで理解できました。(かなり不審がられたけど許可を取って録音させてもらいましたw)
歯列矯正で医療費控除を受ける為に確定申告 意外と簡単なのね♪
では、説明聞いても半分くらいしか理解できてないw、税金や制度にかなり無知な私の初めての確定申告のやり方を1つづつ紹介していきます。
確定申告で医療費控除する手順を超簡単に解説
1.1年分の医療費の領収書を用意する
2022年2月の確定申告で申請するとしたら、2021年1月1日から12月31日までの領収書。
ちなみにこれは子供の矯正費用だけじゃなく、他の病院でかかった分や、夫や私の医療費もすべてです。
あと歯科医で買った歯ブラシなどの領収書も申告できます。
2.医療費控除の明細書を作成する
受診した人、さらに病院ごとにまとめて金額を出して明細書に記入します。
記入するのは
1.住所
2.名前(夫)
3.(1)の医療費を受けた方の氏名
4.(2)の病院・薬局などの支払先の名称
5.(3)の医療費の区分(病院は診療治療に✔、薬局でもらった薬は「医療品購入」に✔)
6.(4)支払った医療費の額(かかった人・かかった病院で合計。同じ病院でもかかった人が違う場合は別に記入)
また「3 控除額の計算」のところにも合計金額を書いた方が良かったみたいです。
ちなみにこの書式は市役所でもらいましたが、国税庁のホームページ「確定申告特集ページ」からも印刷することもできます。
医療費控除の明細書の、PDF版とExcel版どちらかを選んでね。
3.確定申告会場に持っていくもの
あとは役所で聞いた持ち物を持って会場へ。
1.源泉徴収票
…夫の前年度分のもの。ただし原本は手続きのため提出してしまうので、コピーをとっておきましょう。(コピーできなければスマホ撮影でもOK)
2.医療費控除の明細書
…2で作ったもの(これも提出しちゃうのでコピーをとっておきましょう)
3.通帳など口座がわかるもの
…所得税の還付を受ける人(夫)の口座がわかるもの(通帳でOKです)
4.医療費の領収書
…2022年申請なら2021年1月~12月までの家族全員のもの。
5.マイナンバーカード
…夫のもの
ただ実際に使ったのは源泉徴収票と医療費控除の明細書の2つだけでした。
でも不備があると面倒なので5つまとめて持っていった方が安心です。
4.準備できたらいざ!市の確定申告会場へ
【市の確定申告会場での手順】
受付→書類に記入し提出→順番まで待つ→呼ばれたら確定申告をする
まず受付をするとこんな書類を渡されるので記入して先に提出します。
どこにチェックすればいいの~(;_:)と、迷ったのはここ。
ウチの場合はこうなりました。(夫:会社員、妻と小学生の子供が扶養)
1配偶者控除・扶養控除
配偶者控除 有/配偶者の所得 無/配偶者の障害 無
扶養控除 有/扶養者の障害 無/16歳未満の扶養 有
2本人に係る控除
すべて 無
3申告する所得
給与所得 に✔
4申告する所得控除
医療費控除 に✔
あとはこれを出して順番を待つだけ…が
確定申告会場は大混雑!
私が行った時はすでに40人待ちΣ( ̄ロ ̄lll)
これは待つしかないのか?
でも待ってるだけなんてもったい。
悶々としていても仕方ないので思い切って係の人に確認してみたら
多分1時間以上はお待ちになると思うので外に出てもいいですよ。
戻ったら声をかけてください。
ということで一旦会場を出てスーパーにお買い物へ行きました。
これはありがたい(・ω・)b
ちなみに順番は混雑・空き情報の「ネコの目.com」でどこまで進んでいるかがリアルタイムで確認できたので、ちょうどいい時間に戻ってこれました。
もし会場に案内があったら是非利用してみて^^
5.やっと呼ばれて確定申告手続きを行う
受付してから約1時間30分後
やっと順番がやってきました。
1.源泉徴収票
2.医療費控除の明細書
言われるがままこの2つを出すと、めっちゃ不愛想なおじさん…いや職員さんはいくつか質問しながらパソコンをカチャカチャ入力。
お忙しいせいかかなり早口だし、緊張のあまり何を聞かれたかはよく覚えてないけど、聞かれたのは提出した書類の確認がいくつか。
還付金は子供手当が振り込まれている口座に振り込むとのことで通帳は不要。
病院でもらった領収書もマイナンバーカードも不要。
特に回答に困るような質問はなかったです。
1時間半も待ったのに確定申告はサクッと10分くらいで終了。
あまりにアッサリ終わったので拍子抜け。
でもやることはやったのであとは入金されるのを待つだけです。
6.確定申告18日後に還付金が入金された
そして確定申告から18日後
子供手当が振り込まれている口座に入金がありました。
手続きをしたのが、2月22日
そのあと還付金振込通知書が送られてきて・・・
3月11日に59,600円が振り込まれてましたヾ(*´∀`*)ノ
(参考までに、夫の収入は約760万円、妻と子を扶養、1年間の医療費の合計は約39万円での還付金額です)
これはちゃんと確定申告ができて、医療費控除が受けられたという証拠
なんだかすごい達成感♪(大したことしてないくせにw)
あの時
めんどくさい~
難しそうだからムリ~
で終わっていたら、この約6万円を手にすることはなかったと思うと、ただただやって良かったなと。
6万円、大きいですもん。
確定申告で失敗したこと3つ
ただですね、確定申告初めてだし、よく理解していないからこその失敗もありました。
1.申告内容確認書はしっかり取っておく
確定申告をすると「申告内容確認書」という申告内容をまとめた書類ができるのですが、これは必ず保管しておきましょう。
(こんな感じの書式。確定申告が終わると関係する箇所に数字が入ります)
私はとにかく手続きを完了するのでいっぱいいっぱいで、この存在もまったく知らなかったのでもらったかもらっていないかさえ不明。
当日渡されてるらしいけど、どこを探しても見当たらない。
これがあれば何がいくら控除されたのかも後で確認できるし、何といっても来年確定申告する時の参考になります。
2.確定申告は予約をして行く
確定申告会場は事前に予約をして行くべきでした。
というのも当日会場では「〇時にご予約の○○様」なんて、後から来たのに先に呼ばれてる人がチラホラ。
どうやら事前に電話で日時を予約した人は優先的に申告ができたようなんです。
今は確定申告もe-taxとかネットやスマホでもできるけど、まだ対面でやる人も結構多いから私は40人待ちで1時間半ほど待ったし。
しかもタイミングが悪いともっと待つことも(´Д`;)
大体1時間に進むのは20人ちょっとだから、57人てことは3時間近く待つということになります。。。
予約の方法は各市町村で違うと思うけど、順番待ちの時間を最小限におさえるなら絶対に「日時を予約」でした。
3.確定申告会場が比較的空いてる時間を狙っていく
もし予約ができない・しない場合は、朝一・昼・午後の遅めの時間に行きましょう。
これは私の行った会場でのある日の待ち人数
(受付は午前9時~午後4時、5時で終了です)
3日間とも大体混雑している時間も空いてる時間も同じで
一番人数が多いのは10時~11時、13時~14時あたり。
私が行った10時半頃は一番混んでる時間だったということになります(*´Д`)
狙い目は朝一の9時、昼12時過ぎ、受付終了30分前の15時30分あたりかな。
(でもお昼は係の人もご飯食べたいよね)
蜜を避けるためにも、混雑してる時間を避けて行きたかったですね。
歯列矯正したら確定申告で医療費控除を受けよう
確定申告は確かにめんどくさいです。
でもそこをグッとこらえて確定申告をしたら約6万円の還付が受けられました。
還付される額は収入や扶養など状況によって変わりますが、
✔2月16日から3月15日までの間に
✔医療費の領収書と、夫の源泉徴収を持って
✔住んでいる市町村の確定申告会場や税務署にいって
✔確定申告すれば後日お金が戻ってきます。
大きな声じゃ言えないけど、確定申告を終わった今でも医療費控除については深く理解なんてできてません(´▽`;)
ただ言われるがまま、まとめて確定申告会場に持って行っただけ。
でも逆に言ったら、医療費控除のことをそこまで深く理解してなくても確定申告はできたし還付も受けられたので、「矯正したら確定申告をやった方が良い!」ということだけは声を大にして言えます(笑)
子供の矯正代って高いですからね。
正しく頂けるものは頂いて、その分はまた子供のためのなにかに使いたいです。