小学生の片付けない娘にイライラする本当の理由~高学年女子にはどうすればいい?
出しっぱなしの本
口が開いたまま放置されたランドセル
脱ぎっぱなしの靴下
コンセントに刺さったままのパソコンの充電器
中身が空のお菓子の袋…
ホント勘弁してほしい(+_+)
一体どうすれば自分から片付けるようになるの?
なにか片付けを習慣づける良い方法はないのかな?
同じようなお母さんたちの体験談やアドバイスを参考に色々試してはみたけど、いきなり片付けをするようになる魔法のような方法なんてどこにもないです。
でもあることを意識するようになったら子供もなんとなく片付けるようになって、私のイライラもだいぶ減りました(^-^)
✔片付けできない子供にイライラしたくない
✔高学年女子はどうしたら片付けをしてくれるようになるのか
目次
小学生の片付けない娘にイライラする本当の理由
まずなんで子どもは片付けをしないのか。
それは片付いてなくても困らないし、片付ける意味がよくわかっていないから。
対して母は片付いてないと困るし、物や部屋はこうあるべきって片付けのマイルールがあります。
つまりこの差がイライラの原因
例えば彼氏ができてウチに呼ぶことになった、みたいな片付いていないと困るような出来事とか、物の片付け方を理解して片付けると見やすい、探しやすい、気持ちがいいなどのメリットがわかれば自分でやるようになるはずなんですよね。
そうなればこちらもイライラすることはないんだけど、現時点でそれは限りなくゼロ。
だったらもう歩み寄るしかないのかなと。
●困るのは自分だから自分のため片付けると割り切る
すると意外とこれが効果あり!イライラすることが減ったんです。
子供のお片付けレベルを理解する
母の片付けと子供の片付けには大きな差があります。
例えばおもちゃや本を引き出しにまとめて入れた、部屋の端っこに寄せた。ちゃんと片付けたのになんでお母さんに怒られるんだろう?そう思ってる子どもって結構いるんです。
そりゃー大人からしたら何もかも一緒に突っ込んだだけとか寄せただけじゃ片付けたとは言わないですよね。
つまり子供の片付けたレベルって大人が思うよりもずっと低い。
だからまずはある程度の片付けがができていれば良しという気持ちを持つことにしました。
これは旦那さんに「洗濯槽の掃除しておいて」って言って出かけたお友達の話。
旦那さんはちゃんと洗濯槽クリーナーを入れて洗濯機を回し、言われたとおりに洗濯槽のお掃除をしたんだけど、友達はちゃんと掃除してなかったってえらい怒ってたんですよ。
旦那さんにしてみたら「掃除したけど?」ですよね(*´Д`)
どうやら友達が言う洗濯槽の掃除っていうのは
2.洗濯槽クリーナーを入れて、洗濯機を回ししばらく置く
3.洗濯機を回す
4.洗濯槽の上の部分を拭く
5.洗剤を入れるところを洗う
ここまでやって掃除をしたって言うんですって。
だからただ単に洗濯槽クリーナーを入れて洗濯機を回したのは「掃除してない」のと同じだって言うんです。
つまりこれがお片付けレベルの違い。
友達は自分のやり方に沿って完璧にお掃除をしてなかったらイラッとしたんだけど、お片付けレベルを下げて洗濯槽はきれいにしてくれたと思ったらイラッとはこないですよね。
足りてないところは私がやればいいかって。
それともう1つ。
「掃除して」の一言では伝わらないので、完璧にやってほしいなら1~5の工程を説明するべきだったんです。
これは子供のやる片付けも同じ。
片付けなさいの一言ではできないのが当たり前と思って、もっと具体的に「これは・ここに・こうしまう」っていうのを1つ1つ詳しく説明して教える。そしてやってくれてありがとうって気持ちを持って褒めればなお良いですよね。
自分の常識はみんなの非常識なんて言葉もあるけど、自分の当たり前がみんなの当たり前だと思ってはいけないってこと。
お片付けレベルは人によって違うんです。
片付けは子供のためじゃなく自分のためと割り切る
片付いてなくて困るのも気持ち悪いのも自分なんだって認めました。
これはあるお片付けの専門家の話を聞いて、片付けなさいって言うのは子供のためでもあるけどそれ以上に自分のための方が大きいのかもって思ったのがきっかけです。
私、片付けしない子供にこんな風に言う時があります。
片付けないと困るでしょ?
あなたのためを思って言ってるんだから
でもね、子供なんて家や部屋がとっ散らかってても全然困らないんですよ。
それよりも困るのは他の誰でもない自分です。
●片付けないと困るでしょ?
⇒突然人が来た時に汚いままの部屋だと嫌だし、ものが片付いてないと掃除するときに”私が”困る。
●あなたのためを思って言ってるの
⇒しわくちゃのハンカチとか、ぐちゃぐちゃの筆箱とかだらしない姿を見られて、ちゃんとしてない母親だと”私が”思われたくない。
はい、認めます。これが本音です。
片付けられないまま大きくなってしまったら本当に困る時が来るとは思ってます。
でもこれってちゃんとしてると見える、思われる基準を”私が”保っておきたい。
だから子供にも自然と私基準のお片付けレベルを求めてしまっているんだけど、子供はそのお片付けレベルに達しない
だからイラッとするんだなと。
なので子供のためと言って注意するのはやめよう。
私が片付けができてないと嫌なんだと開き直ることにしました。
そしたらちょっと気持ちが軽くなってイライラする気持ちも減りました。
子供が自分から片付けをするためにやった3つのこと
子供の片付けレベルを理解して片付けは自分のためと割り切ったとしても、子どもが片付けない事実は変わりません。
でも片付けができないのはマイナスでしかないこともわかってるので、少しづつ子供のお片付けレベルも上がるようにやれることはやってみました。
まず自分が片付ける
よく子は親の鏡とか、親の背を見て子は育つとか言いますよね。
片付けもまさにそれ。
子供って親のやっていることを見て、それがあたりまえのことと思って自然と同じことをするようになるのでまず自分が片付けをしているところを見せることにしました。
例えば普段あまり使っていない引き出しを片付けようと決めた時。
「今日は○○の引き出しを片付けるぞ」と勝手に宣言
片付けてる間は呼ばれても行かないで、とにかくいらないものを捨てキレイに片付いたら引き出しを見せます。
「あ~スッキリ~♪すごくきれいになったでしょ。しかも片付けたらこんなお宝を発見したよ!」
そしてすっかりその存在すら忘れてたいつ誰かにもらったもわからない綺麗なガラスのアクセサリーホルダーをプレゼント。
すると片付けてテンションが上がった母を見てじゃあ私もやってみるか…と、自分の机の引き出しを片付け始めたんです。
これはすごくうまくいった例だとは思いますが、子どもって本当に親のことをよく見てますからね。(特に女子)
普段から片付けをしていなくて、誰かが来る!ってなった時に急いで押し入れに荷物をぶち込んでた親が、子どもに片付けしなさいって言ったらおもちゃをタオルにくるんで押し入れにぶち込んだって話を聞いたことがあります。
いつもこういう片付けをして親を見ていると子どもは「押し入れぶっこむ=片付け」になってしまうんです。
これすごい納得。
そう言えば私、両手がふさがっている時に足でドアをあけてしまうんだけど、娘も手に荷物を持っている時はいつも足でドアを開けてるなぁ…。
まさに親の背を見て育ってしまったようです(*´Д`)
ある程度で妥協する
完璧を求めるとイライラするので、とにかくここまでやってほしいという私のお片付けレベルをグッと下げました。
1.とにかく収まっていれば良しとする
2.まとめて片付ければ良しとする
3.置いても良い場所を残す
とにかく収まっていれば良しとする
ザックリと入れられるカゴ、ゆとりのある棚、大きめの袋など片付けやすい、ゆとりのあるお片付けアイテムを用意して、とにかく決まった場所に決まったものを片付けるようにしました。
例えば
机の上の引き出しは筆記用具
この棚は学校で必要なもの
このラックは遊びに行く時に使うもの
みたいな感じ。
さっきの洗濯槽の掃除をした友達のご主人と同じですが、子どもって片付けなさいって言われても、実はどうやっていいかよくわかってないんです。
だからちょっとした決まりが大事。
同じ用途のものは一緒にしまうとか、ここにこうやってしまうとか具体的に決めたら意外ときちんと片付けるようになりました。
よく見ればカゴの中とかはぐちゃぐちゃだったりもしますが、そこを片付けるのは次の段階なのでまずは帰る場所に帰っていれば良しとします。
子供はピッタリ収納が苦手
上手く入らないと片付けるのが面倒になって結局やらないので【ザックリ収納】がポイントです。
まとめて片付ければ良しとする
子どももいちいち片つけなさいって言われてたらウンザリします。
なので何かが終わったタイミングを狙ってまとめて片付けをするように言うようにしました。
例えばテレビを見ている時間に片付けなさいと言ってもまずやらないし、やったとしてもブツブツ文句を言いながらテキトーにするからこっちも気分が悪い。
だからテレビを見終わって気分が良くなったタイミングで、「さあこれ、片付けちゃおうか」と声をかけるとなんとなくやる気になります。
これ、逆もそうですよね。
ご飯作ってるときに子どもに「○○やってー」「お菓子どこ?」「宿題わかんない」「ちょっと来て―」とか次々言われると
(´-ω-`)う”ぅぅぅ…あとにして!
ってなりますよね。
それと一緒。
だから目につく度にいちいち言わず、タイミングの良い時を待ってまとめて片付ければ良しとしてます。
あえて置いていい場所を作る
できれば自分の物は全部自分の部屋に持っていってほしい。
でもそれを完璧にしようとするとめんどくさいことになるので、リビングテーブルに置いていい場所をあえて作りました。
それは勉強道具。
ウチはリビング学習なので、勉強道具一式を自分の部屋に持っちゃうと「めんどくさがって取りにいかない=勉強をしない」となります(笑)
なので苦肉の策で学校で使う教科書やノートはダメだけど、家庭学習用のノートやドリルをここに収まるだけの量だけならおいても良しとしてます。
ちょっとルールを緩めたおかげで、反発は減りました。
片付いた部屋に起こる明るい未来を想像
あと子供って何で片つけなきゃいけないのか、その意味が分からないから片付けいからやらなかったりします。(大人でもいるけど)
なので片付いていたらどんな良いことが起こるか、明るい未来を想像させて片付けのメリットをさりげな~く伝えています。
●家が片付いてたらいつでもお友達呼べるよね
●ここが片付いてたら家の中で縄跳びできるんじゃない?
●ここに○○が並んでたら取りやすくない?
●部屋が片付いていると出かけてる間にお掃除ロボットが掃除してくれて超楽チンだね
みたいな感じ。
あとはたまにその逆、反面教師で伝える時もあります。
例えばこの前あったのが・・・
お誕生日プレゼントを渡したあるお友達がお礼にと、娘がプレゼントしたものと一緒に写った写真を送ってきてくれたんですね。
にっこり笑ってピースしてるお友達v(´∀`*)v
それはなんとも可愛らしい姿なんだけど、その後ろに写ってる物だらけの家の中が気になり過ぎて、もうそっちしか目に入ってこないんですよ。
さすがに娘も「なんか○○ちゃんち、汚くない?」と言うほどのひどい状態。
お友達には悪いけどちゃんと片付けてないと、いつどこでどういう風に人に見られるかわからないから、やっぱりある程度はきれいにしておかないと恥ずかしいよねって話しました。
それ以来娘は写真を撮る時に背後を気にするようにもなりました(笑)
見た目とか色んな事が気になる始める高学年女子にはこういう出来事も効果的みたいです。
小学校高学年女子には効果なし!自分で片付けるようになる方法
こういう方法もお片付けに効果的だよ!と聞き、試してはみたけど高学年の女子には効果がなかったこともありました。
片付けないなら捨てるよ!は効果なし
よく子育てに脅しはダメとか言うけど、何を言ってもまったく片付けなければ「全部捨てる」と言いたくもなります。
でもウチではこの方法は効果ナシ。
もちろん私も大きなビニール袋にあれこれ入れて捨てた(本当は捨てるフリ)ことがありますが、結局はその時だけ。
これからはちゃんと片付けるから!とは言うものの、結局同じことの繰り返しでなんの解決にもなりませんでした。
それに高学年ともなると教科書を捨てられた子供が「学校行かなくていいんだ。やった!」って喜んだなんて話も聞くし、捨てて困るのはお母さんだとか、どうせ本当に捨てるはずないと思ってますからね。
何よりこの方法はすごく後味悪いのでウチではやめました。
遊び感覚でお片付け♪も効果なし
お片付けができたら~とか、お片付け競争的なものも高学年女子には効果ナシ。
「なんで片付けるのに競争するの?」とごもっともな意見で返されました(*´Д`)
楽しんでお片付けを一緒にしてくれるのは未就学くらいまでですね。
一緒に片付けよう♪も時に効果なし
一緒に片付けよう!も最近では効果ナシ。
学年末に持って帰ってくるお道具箱や絵の具などはいいけど、普段使うものを一緒に片付けようとすると
「いいの!私がやるからさわらないで!」
とか言われて邪魔扱いされます(´_`)
なんだか自分なりの整理の仕方とか、どこにしまっておきたいとか、あとはどうやら見られたくないものもあるらしい。
高学年になったら見守ることも大事みたい。
変われたきっかけは家庭力アッププロジェクトセミナー
いくら言っても片付けしない子どもには今でもイライラすることあります。
でもどうやったら片付けをするのかとか、子どもを変えようとしてもダメだったけど自分の考え方を変えてみたらイラっとすることがグッと減りました。
●片付けは自分のためと割り切った
もちろんこれで子供が片付けができるようになったワケじゃないですよ。
でも怒った後に襲ってくる自己嫌悪を感じることが少なくなったのでそれだけで気持ちが楽になりました。
そんなことに気づいたきっかけは家庭力アッププロジェクトという、リバウンドしないお片付け力が身につくセミナー。
ママだけが頑張らないって言葉に惹かれたんだけど、すぐやるとか、とりあえず取っておくをやめるとか、その日からちょっぴり自分を変えることもできたし、子どもにとって「片付け」がどれだか大事なことかとか「まずは自分!」って思えたのが大きかったですね。
しかもお片付け本やインスタのお片付け垢を見ただけじゃ片付かない理由もよくわかったし。
悩んでいることや悩みの深さが違うのでどこに共感できるかは人それぞれだけど、セミナーで変われるきっかけがつかめたのはラッキーでした。
イライラしてる自分とサヨナラしたい~。