子供が歯科矯正をはじめてわかった!矯正中に困る5つのこと
小4から矯正を始めて1年が経過。
ずっとあんな器具をつけたままだからある程度の不都合は予想してました。
でも器具に慣れるまでに時間がかかったり痛みが出たり食事もこれまで通りにはできなかったり…いくらキレイな歯並びのためとは言っても、痛がったり不便そうにしてる子供を見るとやっぱりかわいそうで心が痛みました。
でもそのたびに矯正は子供のため。
費用もバカにならないし頑張るしかないと度々起こる問題もなんとかクリア。
今、やっとそれらしく並んできた歯を見ると頑張って良かった、やった甲斐があったって思います(^-^)
そこでがんばって矯正を続けてきた振り返りも含め、矯正中に起こった困ったことをまとめてみました。
✔困ったことが起こった時の対処方
✔矯正中に便利だったもの
子供が歯科矯正をしてて困ることってなに?
矯正中でも良い時は良いんです。
でもずっと色んな事に気を遣わないといけないのが一番厳しいところ。特に困ったことはこの5つでした。
2.口内炎ができやすい
3.食べ物が挟まりやすい
4.ハイチュウが食べられない
5.歯が磨きにくい
1.歯科矯正には痛みが伴う
とにかく矯正中って痛みと違和感との闘い。
特に矯正の器具を変えたり、調整した後は痛みが出るので大事な予定は入れられません。
・月に一度の調整した日のあと、1~2日間
一番の難関ははじめの顎を広げる床矯正の器具
一番つらかったのは矯正を始めた時につけた床矯正の器具。
これって取り外しができない器具を付けて、顎の骨を徐々に広げていくので、痛みが出るとは聞いていたしある程度は覚悟してたんだけど、それはもうかわいそうなくらいに痛がっていたので見ていて辛かったです(;_:)
しかもつけ始めて1週間は毎日専用のねじを使ってちょっとづつ器具を広げていくんだけど、この間が地獄。
こめかみ辺りがとにかく痛むらしくご飯も食べられない状態で、こんなんでこれから先、矯正を続けていけるの?と不安になるほどでしたが5日もしたら段々と慣れてきて痛みもなくなってホッとしました。
新しい矯正器具に変えた時も痛む
矯正の具合を見ながら1年間で4つの矯正器具を使いましたが、新しい器具にするたびに
「痛い~」「気持ち悪い~」でした。
1つ目の床矯正は骨を広げるわけだから痛い(に決まってる)
その次はその状態をキープするための器具
その次はツブツブがついた器具
どれも歯が引っ張られる感じがするらしく、慣れるまでの1-2日は痛いししっかり噛めなかったです。
矯正のゴムを付けた時も痛む
正しい位置に歯を動かすために、ツブツブの矯正器具のアンテナみたいなところにゴムをひっかけて引っ張っていくんですが
これも付けたばっかりとか、新しいものに変えた時は歯が引っ張られるので1-2日は痛みを訴えます。
2.矯正中は口内炎ができやすくなる
矯正器具が当たってしょっちゅう口内炎ができてました。
歯を少しづつ動かしていく時にツブツブの器具のアンテナ部分にゴムをひっかけるんだけど、このアンテナが頬の内側に当たったところが傷となって口内炎になってしまうんです。
ひどい時は一気に3か所とかできたので、ご飯が食べられない。
これはどうにかならないかと先生に相談したんだけど、特別な解決策はないからある程度は我慢するしかないとのこと。
ほっぺたや唇を引っ張ってシーシー言いながらご飯を食べてる姿は何とも痛々しかったです。
3.矯正中は食べ物が挟まりやすい
ご飯中、矯正器具に細長いものが絡まったり、食べかすが挟まったりします。
・キャベツの千切り
・ニラ
・ネギ
・もずく
・ゴマ
特に上あごにブリッジがかかってる矯正器具の時はすごくひっかかりやすかったので、しょっちゅうおじいちゃんみたいに
「かーっ、かーっ・・・ぺっ」
とかやって、ひっかかったものを出してました笑
嫌いなものがある子は特に気を付けないと、これを機に食べなくなってしまうかもしれません。
4.ハイチュウが食べられない
矯正中はハイチュウとか粘着力の高い食べ物が食べられません。
子供ってハイチュウとかガムとか好きですよね~。でも矯正器具に詰まったりくっついちゃうと大変だから矯正中は食べちゃダメなんです。
でもこの辺のお菓子って買わずとも、もらうことも多いから厄介。
でももうこれはガマンとの闘いで、本人によーく言い聞かせるしかありません。たまにそれが原因で器具が取れてしまう子がいるらしいけど、先生に結構怒られるらしいです^^;
あとお正月に食べるお餅とかキャラメルとかも同じ理由でダメなので、ウッカリ与えてしまわないように大人も気を付けないとです。
5.歯が磨きづらい
矯正器具があると磨きにくいので、磨き残しが増えて虫歯リスクがグッとあがります。
歯の内側と外側の両方に器具をつけていた時は本当に大変でした。
特に矯正器具の周りとか、歯と歯の隙間の磨き残しがひどかったけど(先生には歯磨き40点ですよとか言われたことも…)
普通に歯ブラシするだけでは食べかすが取り切れないんです。
そうすると虫歯リスクがグンと上がるので本当に注意して磨かないと(磨かせないと)いけません。
矯正してて大丈夫?と心配してたけど問題なかったこと
他にも矯正してても大丈夫?と心配なことがあったけど、意外とどれも問題なかったです。
●体育など運動する時に邪魔にならない?
学校の体育の授業でする運動程度では邪魔になることはないです。
空手や柔道、ボクシングみたいな競技だと顔に手が当たって器具で口の中か傷つくことも考えられるけど、普通に走ったり跳ねたりくらいではなんら問題はありません。
●友達に矯正をからかわれない?
幸いにもと言うべきか、コロナ禍ということもあって、ずっとマスクをつけているので矯正していることはほとんど周りに知られていません。
たまに体育でマスクを外した時に「あれ?」と言われることもあるようですが小学生にはあまり興味がないらしく、からかわれることはまったくないようです。
●硬いものが食べられない?
せんべい・鶏のナンコツ・するめいかなど、どれも普通に食べられました。
ただ器具が外れる、歯に痛みを感じるなどの理由からあまり食べない方がいいので、食べる時はほどほどにです(^-^;)
子供矯正してて困ったことはこうやって乗り切りました
矯正中はずっとあんな大げさな器具を付けてるわけだから、困ることが起こるのは想定内。
色々あったけど思考錯誤しながらなんとか乗り切りました!
1.痛みが出るときは「気を紛らわす」
どうしても痛い時はゲームでもテレビでもなんでもいいから、気を紛らわすしかないです。
ゲームをしない我が家ではHuluが役に立ちました。
これはたまたま私がBE:FIRSTを見たいがために登録してたものですが、YouTubeだと広告が入ったり、ショートのなんだかよくわかんない動画ばかりを拾って見てるのでHuluの方が安心。
しかもこういう動画サービスって映画も見れちゃうところが便利ですね。(2時間くらい痛さを忘れおとなしくしてくれる)
2.口内炎ができたら「保護用ワックス」
歯科の先生に相談したら「orthosil」って言う粘膜保護用のワックスをくれたんですが、これが効果抜群!
透明な柔らかいゴムみたいなものを米粒くらいの大きさにちぎって丸め、矯正のツブツブを覆うように張り付けるだけ。
よーく唾液をふき取ってからくっつけると寝ている間も取れないので、これのおかげで口の中が傷つくことがなくなって口内炎ができなくなりました。
3.食べにくい物は「調理法を変える」
食べにくいものは食べやすく工夫するか、食べないに限ります。
矯正器具を付けると今まで何でもなかったものがどうしても食べにくくなります。
例えばキャベツ。
千切りだとあっちこっちに挟まるので、大きくカットすると器具にひっかかりにくくなります。
あとネギの場合はワケギではなく根深を選んで大きくカットするとか、ニラはなんでもいいので他の野菜を食べれば良しとするなどしてました。
他にも食べにくいものは仕方ないので、食べなくてもいいということにしました。
4.粘着力の高い食べ物は「なめる」
ハイチュウとか粘着力の高いものは基本、矯正中は食べらないので我慢するしかないけどどうしても食べたいって時もあるでしょう。
そんな時は「噛まずに舐める」
要は器具にくっつかなければいいだけですからね。そのくらいは良いことにしてました。
あとお餅はすごく小さく切ったり、ちょっと前に流行ったシルク餅にしたりして食べました(くっつかないことに気を取られ過ぎて喉に詰まらせないようにね!)
5.歯磨きは「磨きやすい歯ブラシを使う」
矯正の器具があるととにかく歯磨きがしにくいので、できる限り簡単に磨ける歯ブラシに変えました。
はじめの頃は丁寧に3つのアイテムを使って歯磨きをしてたんです。
↓
「1本磨き用の歯ブラシ」で矯正器具の周りを磨く
↓
「フロスの先」を使って歯間の食べかすを取る
でもこれがあまりにめんどくさい。結局適当な歯磨きになって虫歯寸前になり、先生からも歯磨きが雑と怒られる始末。
なんとか簡単にちゃんと歯磨きをする方法はないかと探していたところ、出会ったのが奇跡の歯ブラシ
何がスゴイって凸凹してるところとか、歯のすき間の汚れが落ちやすいんです。
秘密は他の歯ブラシにはないピラミッド型のブラシ
山形になったブラシの先が丁度矯正器具と歯の間にフィットするので、こんな風にちょっと斜めにして磨くとツブツブの周りもすっきり。
他にも歯の凸凹やすき間にもブラシがあたりやすかったり、短い時間でもちゃんと磨けたり、良いことの副産物も(´▽`*)
歯ブラシ1本でこんなに歯磨きの精度があがるだなんて、もっと早くから使いたかったです。
>>>矯正中の子供の歯磨きストレスがなくなった【奇跡の歯ブラシ】
子供の歯科矯正で困ったことを解決するには
矯正は使う器具も、進み具合も、痛みも、困ることも人それぞれ。
ウチも色んな困ったに直面したけど、その度に解決する方法を見つけてなんとか乗り越えました。
2.口内炎ができやすい→保護用ワックスを使う
3.食べ物が挟まりやすい→大きさや調理法を変えてみる
4.ハイチュウが食べられない→噛まずに舐める
5.歯が磨きにくい→奇跡の歯ブラシを使って歯磨きを楽に
歯並びは良いに越したことはないし、大人になってやってよかったってなるはずなので子供が
「もうヤダ」「ムリ」
って言った時に大人はどれだけストレスを軽減してあげられるか、そして頑張った後に広がる素敵な未来を想像させてあげることが大事です。
我が家の魔法の言葉は、口元が素敵な女優さんを見つけては「歯並びが良いと5割り増しで可愛くなるわね~」です(^-^)