一年生の読書感想文の簡単な書き方と例!親が手伝うべき点と書けない時の最終手段
夏休みの宿題で苦労するもののひとつが読書感想文。
小1なんて本を読むだけでも大変だし、なにを書いたらいいのかまったくわかってないから放っておいたらあらすじを書いちゃうのが関の山。
なのに、感想をまとめて原稿用紙に書くなんて超キビシイですよね。
だからやっぱり親としては何をどんな風にまとめたらいいかを教えてあげないといけないんですよね。
そこでこちらでは初めての読書感想文でブチ当たる3つの壁についてまとめてみました。
●感想文をスラスラ書くために親がしておきたい3つのこと
●なるべく時間をかけずにそれなりの読書感想文を書く方法
漠然と進めるよりもやりやすいと思うので是非試してみてくださいね~。
目次
小学一年生の読書感想文の書き方のコツ教えます
まず小学校低学年が書く読書感想文は、3つのパートに分けて書きましょう。
・はじまり
・なか
・終わり
それぞれのパート毎に書いた内容をくっつければ感想文が出来上がっちゃうんです(´∀`)
ではもっと詳しく書く内容を例文と合わせて紹介していきますね。
【注意】例文引用:静岡県駿東地区読書感想文コンクール/カッコ内は読んだ本です。
1:はじめ
●どんな本だったかを紹介
【例】(ひゃくえんたんけんってなに。)ぼくは、ほんのひょうしにあったおおきなひゃくえんだまのえをみて、よんでみたくなったよ。
このほんは、こどもとおかあさんが、ひゃくえんでなにがかえるか、しょうてんがいをたんけんするおはなしです。
(100円たんけん)
●どうしてこの本を選んだか
【例】わたしは『ばあばは、だいじょうぶ』という本をよんだよ。わたしにもおばあちゃんがいるから、なにがだいじょうぶなのかきになったからだよ。
(ばあばは、だいじょうぶ)
●この本を読んで一番心に残ったこと
【例】わたしも、くものうえからおかさんをえらんだんだとおもいます。だって、わたしのおかあさんはやさしくてかわいくて、いつもにこにこしているから、わたしもあのおかあさんがいいなって、おもったんだ。
(このママにきーめた!)
2:なか
●この本の好きなところ
【例】ぼくがこのほんのなかでいちばんすきなところは、とりたちがベルレプシュだんしゃくのもりをまもったところだよ。たいりょうはせししたハマキムシはきもちわるかったよ。でもだんしゃくのもりだけはまもられたよ。はっぱもみどりのままだったよ。とりのちからってほんとうにすごい。
(すばこ)
●感動したところや印象に残ったところ
【例】ばぁばがわすれないように、たくさんのメモをかいていたんだね。たくさんのメモをわたしもよんだよ。
「さなえさん、めいわくばかりで、すみません」というメモがいちばんこころにのこったよ。(つばさくんのばあばは、やさしい。)と思ったから。
(ばあばは、だいじょうぶ)
●登場人物が言った好きな言葉とその理由
【例】「もう二どとこわがらせない。」っていうやくそくのとき、アランはこまったよ。そんなアランに、かえるはアランがやくにたてることをいっぱいおしえてくれたね。
ぼくもこまっている人がいたら、やさしくたすけてあげたいとおもったよ。
(アランの歯はでっかいぞこわーいぞ)
●もし自分が○○だったらこうすると思うところ
【例】わたしのかぞくがきゅうにびょうきになってしまったら、だいじょうぶかなって、しんぱいになるよ。いえでまっているのがふあんで、おみまいにいきたくなるよ。もしかしたら、わつぃもサスケくんみたいに、いえをきゅうにとび出しておみまいにいきたくなるかもしれないよ。サスケくん、ひとりでとびだしてすごくやさしいな。
(なにがあってもずっといっしょ)
●登場人物と自分を比べて同じところ違うところ
【例】はなちゃんにじぶんのことはじぶんでできるようになってほしくて、おかあさんもいっしょうけんめいおしえていました。わたしよりもちいさいのに、はなちゃんはなんでもできるようになってすごいなとおもいました。
(はなちゃんのみそ汁)
3:おわり
●この本を読んで自分を変えていきたいところ
【例】これからはわたしも、サスケみたいにかわっていきたいです。すこしづつ、みんなとなかよくなれるようにゆうきを出して、はなせるようになりたいです。そしておともだちをたくさんつくって、みんなとたくさんあそびたいです。もっともっとおもい出をつくりたいです。
(なにがあってもずっといっしょ)
●この本を読んで心に強く残ったこと
【例】ぼくのおかあさんが、ぼくのことをほめてくれたり、まもってくれたりして、たいせつにしてくれるのとおなじように、あいちゃんのおかあさんたちも、こどもたちのことを、ずっとたいせつにおもっているんだなとおもいました。
こんどぼくは、ひまわりのおかにいってみたいです。
(ひまわりのおか)
●主人公に伝えたいこと
【例】アランのはは、みんなのやくにたつことばかりだったね。すてきなことに、きづけてほんとうによかったね。アラン。
(アランの歯はでっかいぞこわーいぞ)
もし全部の項目を答えるのが厳しそうだったら、こんな風にそれぞれのパートの中から書きやすそうなものを選んでもOKですよ。
なか:感動したところや印象に残ったところ
おわり:主人公に伝えたいこと
なか:もし自分が○○だったらこうすると思うところ
おわり:この本を読んで自分を変えていきたいところ
もし文字数を多くしたいのであれば、「なか」の部分を(もし自分が○○だったらこうすると思うところ+登場人物と自分を比べて同じところ違うところ)など2つか3つに増やすといいですね。
みぃ
どんどん書ける!読書感想文で親が手伝うといい3つのこと
書き方のポイントとしては3つのパートごとに分けて感想をまとめてみること。
でも子供に丸投げはダメ。まだそこまで理解するのはキビシイですからね。
なので、よりスムーズに感想文を仕上げられるようにこの3つをお手伝いしてあげましょう。
1:一緒に本を選ぼう
感想文は書きやすい本と、そうでない本があります。
それは内容もさることながら、子供が好きな本、興味がある本かどうかということです。
いくら名作でもイヤイヤ読む本では感想文はなかなか進みませんから、まずは子供がすすんで読むような本を一緒に選んであげましょう。
なかなか決まらないなら、子供が書きやすそうな本をいくつか選んでその中から決めてもらうのもいいですよ。
2:まず先に親が本を読もう
本を選んだらまずパパママが先に読みましょう。
どんな本かわからないと、感想文なんて書かせようがないですからね。
ちなみに私は「ばあばは、だいじょうぶ」を読んだんだけど、思わず号泣してしまったので子供が「???」になってました(笑)
3:インタビュー形式でまとめよう
ここが最大のポイント!
小学校低学年だと1人で感想文を書きあげるのは正直ムリなので、先程の「はじめ・なか・おわり」で書く内容をパパやママが子供に聞いて感想を引き出してあげましょう。
●どうしてこの本を選んだの?
●どのシーンがおもしろかった?それはどうして?
●どんな言葉がステキだなと思った?
●主人公の○○と、□□ちゃんはどんなところが似てると思う?
●本の中の○○にはどんなことを言ってあげたい?
これを紙に書いて、あとからくっつけちゃえばあら不思議♪
読書感想文が完成しちゃいます☆
先生に聞いた!読書感想文で最低限出来ていて欲しいこと
どうです?
なんか感想文、書けそうな気がしてきたでしょ?
どんなことをどんな順番で書いたらいいかわかるとグッと書きやすくなりますよね。
特に日頃から色んなものに興味を持ってる子とか、意見が言える子なんかはこの読み取りシートがあればスラスラ書けちゃうと思います。
が…ウチの娘はこの読み取りシートがあってもほぼ一日がかり(;´Д`)
普段からあまり感じたことや気持ちを口にするのが苦手なせいか?なかなか自分の考えが出てこない…。日頃からあまり自分の意見を言わないとかボキャブラリーが少ない子はこれでも結構苦労するかもしれません。
そこを頑張って引き出してあげるのが親の努めかもしれないけど…、正直限界はあります。
だからね、知り合いの先生に一年生はどの程度書けていたらいいのかを聞いてみたんです。そしたら
「私が一番気に入っている本は○○です。」程度の出だしにあらすじ、あとは好きな登場人物とその理由とか、ひとことの感想があれば良いと思いますよ。
あとはとにかく字を丁寧に書くことですね。
だって。
だから
●入賞を狙うワケじゃない。
●とにかく宿題を仕上げたいだけ
なら
・簡単な本のあらすじ
・本を読んだ感想
この3つをまとめて書いちゃえばOKです٩(ˊᗜˋ*)و
できるだけキレイな字で書こうね。
読書感想文 一年生の書き方と文例~さいごに~
小学校低学年の読書感想文の書き方の基本は「はじめ」「なか」「おわり」の三部構成で感想をまとめること。
でも小学1年生が1人で読書感想文を仕上げるのはほぼムリなので、親はこの3つを手伝ってあげましょう。
●先に親が本を読んでおく
●インタビュー形式で引き出す
あとは(はじめ・なか・おわり)の順番で並べていけば読書感想文は完成です☆
それでも厳しかったら
1.本を選んだ理由
2.簡単な本のあらすじ
3.本を読んだ感想
この3つをまとめて書いちゃいましょう。
これなら夏休み最後の1日でもパパッと終わっちゃうはずですよ~(*´艸`*)
先生達は内容もさることながら、きちんとした字で書いているかも見ているので丁寧に書きましょうね。