夏休みの朝顔の育て方と花をたくさん咲かせる方法!枯れた花はどうする?
一年生の夏休みは朝顔を持って帰ってきて家で観察する小学校も多いですよね。
でもこれって毎日いくつ咲いたかとか、夏休み明けには種を持っていかないといけないから枯らさないようにしなきゃならなくて親にとっては結構プレッシャーなんですよね。
ちなみに我が家は見事に夏休み前半で枯れてしまって毎日朝顔を見に行く子供のテンションはだだ下がりという結果に終わりました (;´Д`)
そこで失敗してはじめて元気に育てるポイントがわかった夏休み中にずっと朝顔の観察を楽しむためにしたい、家に持って帰ってきた時から毎日のお世話などの基本的な育て方をご紹介します。
目次
夏休みにする朝顔の育て方~基本を知れば小学生でも簡単にできる~
まず学校から朝顔を持ち帰ったらプランターの土を見てみましょう。
土はプランターの9分目くらいまで入ってますか?
学校で栽培しているプランターって持ち運びを楽にしているせいか、かなり土の量が少ないんですよ。
でも土が少ないと根っこが飛び出てしまったり、水を蓄えておくことができなくて水切れしてしまう可能性もあるので9分目までなかったらまずは土を足してあげましょう。
土の量を確認したら毎日こんなことに気を付けてお世話をして行きましょう。
朝顔はどこに置くと良い?
●午前中だけ日の当たる場所
基本的に日当たりのいい場所に置くんだけど午前中に日の当たるところがベストです。
特に夕方の西日は植物にとって大敵なので、もし西日があたるようなら場所を移動してあげましょう。
●熱が鉢に伝わらない場所
コンクリートの熱が直接鉢に伝わると枯れてしまう原因になりかねないので、できるだけ土の上に置きます。
もしコンクリートの上に置くなら、すのこなどをひくなどして熱が伝わらないようにしましょう。
●夜間照明のあたらない場所
夜は照明の当たらない場所に置きます。
夜の間も灯りが当たってしまうとツルだけが伸びて花が全然咲いてくれなくなってしまいますよ。
朝顔の水やりのタイミングと量は?
●朝に水をあげる
基本的には朝。
土が温まらないうちに水やりをしましょう。
日中地熱があがってから水をあげると根腐れの原因になります。
●たっぷりあげる
水をあげる時は鉢の下から流れ出すくらいたっぷりとあげましょう。
●場合によっては夕方にもあげる
晴れて暑い日が続き、表面の土が白く乾いてしまった場合は夕方でも水をあげましょう。
太陽にたっぷり当たっている昼間だと土が熱くなっているのでお水が温かくなってしまいます。これは根腐れの原因にもなるので夕日が沈んだくらいにあげましょう。
POINTまずはプランターに土を足してあげること。そして午前中に日が当たり、夜は照明が当たらない場所に置き、お水は朝にあげましょう。
朝顔の花をたくさん咲かせるためにすること
とにかく枯らさないで毎日観察することが大事なんだけど、花が咲かないと子供のテンションが全然上がりません (笑)
そこでなるべく花をたくさん咲かせるためにしたいことも紹介しておきますね。
1:朝顔には肥料をあげよう
肥料は週に1回液体肥料をあげましょう。
すると次々に花が咲きます。
固形肥料を置き肥する方法もあるけど小学生には簡単で効果抜群な液肥をおすすめします。
ちなみに液体肥料っていうのはこういうヤツ。
ハイポネックス原液6-10-5 800ml |
薄めて使うものなので、裏のラベルをよく見て用法通りに水で薄めたものをあげてくださいね。
大体朝顔なら500倍なので2リットルの空のペットボトルに水を入れてキャップ1/5程度を混ぜてあげればOKです。
朝顔の肥料はいつからあげる?
液肥をあげるタイミングの目安は植え付けてから約3週間後。
茎がのびて大きくなってきた頃からにしましょう。
肥料は「元肥」と言って学校で植えた時に土と一緒に植えているんだけど大体3週間するとその効果が切れるので、その頃を狙ってはじめるといいでしょう。
液肥はそーっと土にあげましょう。朝顔の上からジャーっとかけるとはっぱが枯れちゃうことがあります。
2:朝顔のツルを摘心しよう
摘心してツルの成長をとめて花芽を増やしましょう。
摘心とは本葉が7~10枚ほどに生長したらつるの先端を摘み取ってしまうことです。そうすると脇芽が増えて株のボリュームが増えるので花芽の数も増えるのです。
ただし伸びた脇芽をそのままにしておくと養分が分散して花芽が付きにくくなるのでこれも伸びすぎないうちに摘む必要があります。
肥料と摘心。どちらもやるといいけど、どこを切ったらいいかわからないという場合は肥料をあげるだけでもOK!
夏休みの宿題だから枯れるのが一番怖いので(笑)簡単に出来ることからやってみましょう。
朝顔の枯れた花はどうする?
たくさん花が咲いた後にふとどうしたらいいか悩むのが枯れた花の処理。
咲き終わったお花は見た目も汚くなるし病気やカビの原因にもなるので取り除くのがベストだけど、大体夏休みが終わった時には観察日記とあわせて種を持っていくことになっているので種ができるようにしぼんでしまった花びらの部分だけを取り除きましょう。
取り方は簡単。
しぼんだ花びらの部分だけ(青矢印)を持ってそっと引き抜くけばスポっと取れます。
すると種になる「子房」という部分だけを残すことができますよ。
POINT取りずらい時は無理に引っ張らずに翌日まで待ちましょう。簡単に取れますよ。
最後まで朝顔の花を楽しむ方法
ただ全部の花から種を取ろうとすると株に負担がかかってしまって花の数が少なくなったり、急に枯れてしまったりします。
だから夏休み明けに鉢のまま持っていくとか、種はいくつかだけ持って行けば良いなら必要な分だけ「子房」を残してあとの花は咢(がく)の下からハサミなどを使って摘み取ってしまいましょう。
すると最後まで朝顔が楽しめますよ (*^-^*)
夏休みの朝顔の育て方!置き場・水やり・肥料はどうする?~まとめ~
朝顔なんて朝水をあげて日当たりのいい場所においておけばいいと簡単に考えていた私。
実は持ち帰った朝顔を見事に枯らしてしまいました(;´Д`)
放置プレイではダメでした。
だから元気な朝顔を夏休み中楽しむためには5つのポイントに注意しながら育てることが大事です。
✿ 土の補充:プランターの土が少なければ補充する。
✿ 水やり:朝のうちにたっぷりと水をあげて、カラカラになっていたら夕方にも水をやる。
✿ 置き場:午前中から半日間日が当たり、夜は照明が当たらない土の上に置く。
✿ 肥料:週に一度適度な濃度の液肥をあげる
✿ 枯れた花:花びらの部分だけを取り除いて種になる部分を残す
これさえ出来ていれば去年の我が家のように途中で枯れてしまうことはないはず (^-^;
毎朝いくつ何色の朝顔が咲いているのかを見るのって結構楽しいので、是非元気な朝顔を育てて親子で楽しんでくださいね。