1.2.3…はもう卒業!一年生が計算で指を使わずに早くできるようになるコツ
小学一年生の算数の計算は正確さだけじゃなく段々と早さも求められるようになっていきます。
と言うのも先日の授業参観に行ったらいきなり50問の計算カードを「よーいスタート!」
出来た順に挙手してかかった時間を各自計測し、目標タイムの3分になったら出来てない子もそこで終わりで即答え合わせ。
意外と厳しくやっててビックリしました(◎_◎;)
これじゃあいちいち指なんて使ってたら間に合わないけど、どうやったら指を使わなくても計算を早く出来るんでしょう?
そこで今日は指を使わずに早く計算する方法について調べてみました。
目次
計算する時なぜ指を使ってしまうのか
まず早く計算できるようになるには指を使わないで計算できるようにならないといけません。
じゃあなぜ指を使って計算しているのか?
それは数をただの数字として認識し、順番で覚えてしまっているからなんです。
つまりどういうことかというと、例えば5は1つ前が4、1つ後ろは6でもう1つ後ろは7なので
5+3
と言われると
5から3つ後ろの数だから6、7、8と指を折って3つ後の8という数字を答えているってことなんです。
なるほど~。
確かに子供を見ていると「ろく、なな、はち…」って呟いていたことありましたね~。
あれってそういうことなんですね。
一年生の始めは指を使って計算してもいい?
でもね、学校では最初計算をする時におはじきを使ったり、指を使ってもいいと言う先生もいました。
それは数は目に見える形にした方がわかりやすいからなんですって。
指を使うのは計算のイメージ化への過程なので構いません。
最初は指の数を数えて答えを出しているのかもしれませんが、そのうち指を見て何本かを目で認識するようになっていけば段々と使わなくなります。
個人差はありますが計算の練習を続けているうちに指も使わなくなっていきます。
学校の先生
確かに3本の指を見たら即「3」て答えますよね?いちいち「1、2、3…だから3」なんて答えません。
これが順序じゃなく数を形でイメージできてるってことなんです。
だからあくまで数を形としてイメージするために指を使うのはアリってことなんですね。
計算を早くできるようになるコツ
ではここからは計算をどうしたら早くできるようになるかをご紹介していきます。
まず1つめ。
これはさくらんぼ計算はなんぞ?で紹介したこととカブるんだけど、とにかく計算を早くできるようになるには数字を「数の記号」ではなく「集まり」として認識することなんです。
具体的に言うと例えば…
「3」なら頭の中で○〇○(3つのボール?)がイメージできる。
そして2+1=3を考える時に
〇〇+〇=○○○
と頭の中でイメージできる。
こういうことがサッとできるかってことなんですね。
んー、既に我流で計算方法を確率している私達大人にとっては逆に難しいですよね(*´Д`)
でもこういう基礎をしっかり理解しておくと計算の本当の意味がわかって今後より効率的な計算方法なども浮かんでくるようになるのです。
数字を集まりとして認識する
ただ実際子供が数字をどんな風に認識してるかなんて正直よくわかりませんよね。
そこでそれを調べるためにこんな方法があります。
まず紙に記号を書いてそれがいくつであるか答えてもらうんです。
●●●●●
これを見てパッと「5」と答えられる?
●●●●●
●
これを見てパッと「6」と答えられる?
もしぱっと答えられたら数字を集まりでイメージできているって証拠です。
上の段が「5」のかたまりだとわかっていて、下に1つあるからすぐに「6」って言えるんですね。
もし「1、2、3…6」と数えていたら残念ながら数を順番でしか理解できていないってことになります。
数を集まりで認識する練習法
数えて答えを出してるじゃん…と、まだ落ち込むのは早い!
子供は順応性&吸収力バツグンなのでちょっとした訓練でどんどんできるようになっていきます。
まずは先程の方法で10までのカードを繰り返し答えさせます。
で、10までができるようになったら10以上の数字も同様にやっていきます。
●●●●● ●●
●●●●●
5と5と2で12!
こんな感じですね。
とにかくこれを繰り返しやっていくと頭の中にボールみたいなのが浮かんで数を集まりで認識するようになっていくんだそうですよ!
これはやってみないとです(*^-^*)
POINT紙だけではなく、おはじき・ブロック。キャンディーなどを使ってやってみるものGOOD!できるだけテンポよく数のイメージを定着させていきましょう。
計算を早くできるようになる方法はこの他にもあります!
繰り返し練習する
根性論で申し訳ないですが…(;´Д`)
何でも訓練すれば上手になっていきます!
計算を早くするにはある程度は何度も繰り返し練習することが大事なので、毎日諦めずにやって行きましょう。
かかった時間を記録する
基本子供は褒めると伸びます!(笑)
繰り返し練習すれば少しづつ早くなっていくはずなので、それを毎日記録して
こんなに早くなったの~!
すごいじゃーん(*゚∀゚*)!!
みぃ
と褒めてあげましょう。
POINT褒める→やる気が出る→繰り返し練習する→早くなる…正の連鎖です(*^-^*)
計算がどうしても遅い子に必要なこと
学校の授業を見たら想像以上にスピードが要求されていてビックリしたので、今回は計算を早くできる方法を色々と調べてみました。
で、なんだかんだと言っといてなんですが早ければ良いってもんでもないよね?とも思うところもあるんです。
計算の基礎を頭に入れるのはとても良いことだと思いますよ。
でもその子に合うやり方だってあるはずだし、もしかしたらたくさん計算していくうちに自分自身で要領がつかめればすごく計算が早くできるようになるかもしれない。
それに急いで間違ってばかりじゃ意味ないし、なによりも子供が数字や算数嫌いになってしまっては元も子もないですからね。
ゆっくり落ち着いて考える事だって大切なことだからスゴク早くはないけど時間内には出来てるとか、ある程度できてるなら母は見守るっていうのもアリでしょう。
だって私が小学生の頃、そこまで計算に早さは求められていなかった気はするけど普通に生活できてるしー。(;´Д`)って甘いかなー。
指を使わずに計算を早くする方法~まとめ~
指を使わずに計算を早くするには数字を集まりとして認識することです。
それを習得するにはこの3つが効果的!
●繰り返し練習する
●かかった時間を記録する
ポイントはできるだけ遊び感覚で楽しく褒めながら!子供のやる気をアップさせてやってみることです。
でも家でも学校でもスピードにこだわり過ぎるのは良くありません。早けりゃいいってもんでもないですからね。
子供だって逃げ場は必要だから母としては「間違っていないなら遅くたっていいよ。」などと優しい言葉をかけてリラックスさせてあげることも忘れないでおきたいですね。